後の雛 ―重陽の節句―

Polish_20210907_083758670

本日、9月9日は重陽の節句です。ここ数日は暑くもなく寒くもなく、初秋の心地よい日々が続いています。

先日お伝えしたように、この時期には半年間の厄を取り除いてもらうためにお雛様を再び飾る「 後の雛 」の風習があります。

Polish_20210907_083407646

こちらは菊の襲を身に纏ったこの時期にぴったりのお雛様です。
目にも鮮やかな緑の単に、黄と紫の袿を重ねて菊の雰囲気を表しています。

重陽の節句の日に菊に綿をかぶせ、翌日、朝露を含んだその綿で体をぬぐうことで無病息災を祈ったと言います。
これを「菊の着綿」と呼んでいました。

後の雛も特に決まった期間というものはありませんので、旧暦9月9日、今年は10月14日(大安)の時期まで飾っていただくと、季節通りに秋の雰囲気をお雛様と楽しめるかと思われます。

また、仕舞う際には春の頃と同じように良く晴れてからりとした日が適しています。

皆様も、大切なお雛様と秋の移ろいを共に味わってみませんか。

 

 

【新型コロナウイルス感染予防対策】

・店舗スタッフは、体調確認と検温をしております。
・店舗スタッフは、店内ではマスクを着用しております。
・お客様との距離をあけて、正面にならない位置でご案内いたします。
・店内での人数が規定数に達した場合は、ご入場を制限させていただきます。
・店内にあるものは常時消毒いたします。
・店内は常に窓を開け換気しております。

<感染予防対策について十分に施してまいりますので、お気軽にお越しくださいませ。>

【お客様へのお願い】

・ご入店前の体調確認と検温にご協力をお願いしております。
・体温が37.5度以上ある方のご入店はお断りさせて頂いております。
・店内ではマスク着用をお願いいたします。
・ご気分が優れない場合はお申し出ください。
※マスク未着用の場合はご入店をお断りさせて頂いております。

< 何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。>

カテゴリー: ひな人形

9月9日は 重陽の節句

IMG00026

9月に入り夏の暑さが一気に落ち着いたように感じます。
二十四節季では今の時期を「処暑」、夏の暑さが和らぐ時期とされていますが、今年はまさにといった感があります。

さて、9月9日は五節句の一つ、「 重陽の節句 」になります。
「菊の節句」、「栗の節句」とも呼ばれ、旧暦9月9日に当たる10月中旬頃の秋の風物詩を用いてお祝いしていたことからこのように呼ばれていたそうです。

重陽の節句 の「重陽」とは、「陽」が「重」なることを表します。
中国の古代思想の陰陽五行説では、奇数を「陽数」、偶数を「陰数」と呼んでいました。
陽数は縁起の良いものとされ、9は陽数の極まったものであり、それが重なる9月9日を格別に祝ったことが起源の一つと言われています。

 

重陽の節句 で重要なものの一つが菊の花です。
上でも書いたように、旧暦の9月9日は菊の花が咲く時期に当たります。

菊酒
古来から延命長寿の薬草として知られていた菊の力を取り込み、無病息災や長寿を祈ったと言われています。

草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒

滋賀県大津市に一時期滞在していた松尾芭蕉が詠んだ歌と伝えられています。
重陽の節句 は、平安時代の頃に中国から伝わり、主に朝廷で五節句の一つとして執り行われてきました。
それが芭蕉の生きた江戸時代の頃には民衆に広まり、秋の収穫祭としての役割も得ながら盛んに祝われました。

菊酒に限らず、菊花茶や観菊、菊の着綿などの菊を用いた行事が今も伝わっています。

また、九州地方で有名な博多おくんちや長崎くんちなどの「くんち」は九日のことを指していると言われています。
重陽の節句と秋の収穫祭を兼ねたお祭りがその原型となっているそうです。

 

重陽の節句 の時期は、雛祭りの行われる上巳の節句から半年後に当たります。
女の子の守り神様としてお雛様を飾る文化が広まってからは、半年間の厄を一度取り除いてもらうために、 重陽の節句 の前後にお雛様を再び飾る風習が生まれました。
これを「後の雛」と呼びます。
菊の花や着綿、中秋の名月に合わせてお団子など、春とはまた違う小道具、お供え物を一緒に飾ってあげると風情を感じられてより好いかもしれません。

秋らしい涼やかさを、お雛様と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

カテゴリー: ひな人形

立涌文様 ―お雛様と紋様―

立涌文様 は、二本の波状の線が向かい合った文様を言います。
立涌文様 はその形から水蒸気が涌き昇る様を表していると言われる縁起の良い文様です。

IMG02233_HDR

また、二本の線の間に入れるものによって、雲立涌、波立涌、唐草立涌などに細分化されます。

IMG02235_HDR

二本の線の間に雲が入る「雲立涌文様」です。

 

 

公家社会で装束や調度などに伝統的に用いられてきた文様を、特に「有職文様」と呼びます。立涌文様 もその一つです。

上に挙げた雲立涌文様は皇族や関白という限られた高貴な身分の者だけが使える文様でした。
お雛様の中にも、その雲立涌文様を身に纏う子たちがいます。

IMG01204_HDR

IMG00590_HDR

雲立涌文様がなぜ高貴な身分の者だけに限定されたのかは定かではないそうです。
ただ、雲には昔から様々な役割が与えられてきました。
彩雲、紫雲などの奇瑞、絵巻物に見られる時・場の移ろい、和歌における八雲……
様々な考え、想像が次々に湧き出してきそうです。

夏は雲の動きがとてもダイナミックな季節です。
雲を眺めながら思索にふけるのもたまにはいいかもしれませんね。

 

 

【新型コロナウイルス感染予防対策】

・店舗スタッフは、体調確認と検温をしております。
・店舗スタッフは、店内ではマスクを着用しております。
・お客様との距離をあけて、正面にならない位置でご案内いたします。
・店内での人数が規定数に達した場合は、ご入場を制限させていただきます。
・店内にあるものは常時消毒いたします。
・店内は常に窓を開け換気しております。

<感染予防対策について十分に施してまいりますので、お気軽にお越しくださいませ。>

【お客様へのお願い】

・ご入店前の体調確認と検温にご協力をお願いしております。
・体温が37.5度以上ある方のご入店はお断りさせて頂いております。
・店内ではマスク着用をお願いいたします。
・ご気分が優れない場合はお申し出ください。
※マスク未着用の場合はご入店をお断りさせて頂いております。

< 何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。>

 

【イベント情報!!】

☆ 名古屋 松坂屋 『近江路 匠展』に9月8日(水)~9月13日(月)まで出店

☆ 中秋の名月 十二単の着付けショー – 人形巧房ひなや 東之華 (touka-hinaya.com) 9月23日(木)~26日(日)

 

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

カテゴリー: ひな人形

お盆 も休まず営業!!

人形巧房ひなやはお盆 も休まず元気に来年の上巳の節句(ひな祭り)・端午の節句に向けて
新作の人形たちを製作中です!
flow-2-sewing

藁銅

またオーダー製作依頼や修理・リメイクなどの、ご依頼・ご相談も受け付けております。

夏にお雛様・・・ちょっと早いかな~。と思う方も多くいるとは思いますが、

この時期だからこそ!

スムーズなご案内に、

雛人形をオーダーしたり、

職人 東之華さんと雛人形の意味や布地や模様のこと、飾り方などのお話をしたり、

ゆっくりと落ち着いてお選びできるのでオススメです!

是非、お盆でご家族皆様がお休みの時に、そろって見にいらしてくださいませ。

hina_blue

 

 

【新型コロナウイルス感染予防対策】

・店舗スタッフは、体調確認と検温をしております。
・店舗スタッフは、店内ではマスクを着用しております。
・お客様との距離をあけて、正面にならない位置でご案内いたします。
・店内での人数が規定数に達した場合は、ご入場を制限させていただきます。
・店内にあるものは常時消毒いたします。
・店内は常に窓を開け換気しております。

<感染予防対策について十分に施してまいりますので、お気軽にお越しくださいませ。>

【お客様へのお願い】

・ご入店前の体調確認と検温にご協力をお願いしております。
・体温が37.5度以上ある方のご入店はお断りさせて頂いております。
・店内ではマスク着用をお願いいたします。
・ご気分が優れない場合はお申し出ください。
※マスク未着用の場合はご入店をお断りさせて頂いております。

< 何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。>

 

 

カテゴリー: ひな人形

季節の変わり目 ― 立秋 ―

IMG01508_HDR

8月7日からは二十四節季「 立秋 」、七十二候「涼風至」(すずかぜいたる)になります。
立秋 は、先日ブログに書いた四季の変わり目である「四立」の一つで、文字通り秋の始まりです。
いわゆる「暦の上では……」という冠が付く 立秋 ですが、台風一過の今日から週末にかけては、少しばかり「涼風」の吹く過ごしやすい日が訪れそうですね。

 

IMG01509_HDR

8月8日は国民の祝日である「山の日」でした。例年は明日、8月11日が山の日になりますが、今年だけは東京オリンピックとの兼ね合いで移りました。
この日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」祝日とされています。
日本の国土の七割にも及ぶという山地、私たちの生活の一部と言っても過言ではないかもしれませんね。

昔の人々にとってももちろん山は身近な存在でした。
食料、薪、水、薬草……生活に欠かせないものを山の恵みとして得ていました。
また、春の桜や秋の紅葉、寺社仏閣への参詣など、娯楽、祈りの場としても山は欠かせない存在だったそうです。
写真の屏風のように、霧立ち込める山々へ分け入り、紅葉狩りをすることは今も昔も格別に興をそそることだったかもしれませんね。

 

夏の山は少しばかり暑さや日差しが厳しいところもありますが、自然豊かな時期でもあります。
生命力あふれる万緑の山肌、涼を誘う滝川、心地よい涼風なども夏山の魅力かもしれません。

二十四節季通りに秋の山もまた格別ではありますが……

皆さんも夏の連休が近づく今日この頃、自分たちだけの空間を求めて山へ出かけてみてはいかがでしょうか。

 

【イベント情報!!】

☆ 名古屋 松坂屋 『近江路 匠展』に9月8日(水)~9月13日(月)まで出店

☆ 中秋の名月 十二単の着付けショー – 人形巧房ひなや 東之華 (touka-hinaya.com) 9月23日(木)~26日(日)

カテゴリー: ひな人形

季節の変わり目 ― 大暑 ―

IMG01212_HDR_2

先日は東京オリンピックの開会式がありました。
様々な困難を乗り越えて開催される今大会、出場される選手の皆様とそれを支える運営側の皆様にエールを送ります。

 

さて、先日もお伝えしましたが、7月22日より暦は二十四節季「 大暑 」、七十二候「桐始結花」(きりはじめてはなをむすぶ)になりました。
文字通り、二十四節季においては最も暑い季節となる 大暑 、オリンピック選手だけでなく、日常生活を送る私たちも気を付けないといけない時期です。
こまめな水分補給、適度な休憩、三食しっかりなどなど……心掛けて 大暑 から始まる夏本番を乗り越えていきたいですね。

 

七十二候の桐始結花は、桐の実が成り始める時期だとされています。
桐は古来から良質の木材として利用されており、桐箪笥といえば高級家具の代名詞だった時代もあったほどです。

また、神聖な木として尊重されており、中国では霊鳥の鳳凰が止まる木とされてきました。

Polish_20210604_010616023
日本でもその神聖さから紋章に多用されており、国章として菊花章に準ずる五七の桐や、家紋として広まった五三の桐はよく目にします。

Polish_20210604_010306274 Polish_20210604_005912176

桐の淡い紫の花は、梅雨の風物詩の紫陽花に通じるものがあり、見ると涼しげな気持ちになります。
実は、 大暑 の始まるこの時期では少し遅いそうなのですが、もしも見かけたら暑さを少し和らげてくれるかもしれませんね。

 

 

お雛様のオーダー製作及び節句人形や小道具、ケースなどの修理依頼を受け付けております。
オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

【イベント情報!!】

☆ 名古屋 松坂屋 『近江路 匠展』に9月8日(水)~9月13日(月)まで出店

☆ 中秋の名月 十二単の着付けショー – 人形巧房ひなや 東之華 (touka-hinaya.com) 9月23日(木)~26日(日)

カテゴリー: ひな人形

季節の変わり目 ― 土用 ―

Polish_20210521_084145572

所々で梅雨明けが確定してきましたね。今年の梅雨は五月中旬ごろに始まりましたが、終わりは概ね例年通りのようです。
近畿はまだ梅雨明けが発表されていませんが、それでも梅雨寒という言葉とはお別れし、夏の暑さに向けて日々気温上昇中といったところです。

二十四節季においては現在は「小暑」、そして夏の盛りと言われる「大暑」が22日から始まります。
ちなみに、日本での暑さのピークはさらに先の「立秋」(八月上旬)か「処暑」(八月下旬)くらいになるでしょうか。

 

さて、二十四節季では立春・立夏・立秋・立冬の四つの季節の分かれ目があり、まとめて四立と呼びます。
季節の移り変わりということで、人々は健康、農事、様々な観点から四立の前18日余りを特別に「 土用 」と呼んで意識していました。
その中でも、梅雨明けと重なることが多い夏の 土用 は特に重視され、現在では 土用 と言えば夏の 土用 を指すようになったと言われています。

今年の夏の土用は7月19日から始まります。
その夏の土用の間の丑の日が、有名な「土用の丑の日」です。今年は28日だそうです。
今年はどんな「う」のつく食べ物を食べて夏の暑さを乗り切るか、今から楽しみですね。

 

Polish_20210615_092032489

夏の土用では梅雨明けと重なることが多いので、「土用の虫干し」を行うところも多いそうです。

皆様の大事なお雛様や鎧や兜に大将人形、今年の長梅雨でもしかしたら……ということもあるかもしれません。
一度、箱から出していただき、夏のからっとした空気で湿気を取っていただくといいでしょう。
こうして、年に何回か飾って目にする機会が増えますと、お子様も愛着が湧き、長く大事に扱って下さることと思います。

お人形のオーダー製作・修理を承っております。
オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

 

【イベント情報!!】

☆ 名古屋 松坂屋 『近江路 匠展』に9月8日(水)~9月13日(月)まで出店

 

カテゴリー: ひな人形

7月7日 七夕 の日 乞巧奠

1625545341410

今日は7月7日、 七夕 の日です。
七夕 は、織姫様(織女星・ベガ)と彦星様(牽牛星・アルタイル)が天の川を渡り一年に一度だけ会うことができる日です。
ちなみに、この日に降る雨を洒涙雨(さいるいう)、もしくは七夕雨というそうですが、これは会えて嬉しい、会えなくて悲しい、会えたけど別れが辛い、など様々な解釈があるそうです。とても面白いですね。

さらに話が逸れますが、東之華の出身地の鹿児島では雨は縁起の良いものとして「島津雨」と特に呼んでおり、祝い事や神事の日の雨はことさらに喜ばれます。
※こちらは雨繋がりの話。詳しくはまたのブログで。

そんな 七夕 の伝説は1500年あまり前の中国で生まれたと言われ、その元になるお話や風習は更に遡ることが出来るそうです。

七夕 のルーツの一つに、中国で行われていた乞巧奠(きこうでん)という風習があり、手芸の上達を願って針や糸を織姫様に捧げるというものでした。
乞巧とは「技術の上達を願う」ことで、奠は「神様への捧げもの」という意味だそうです。

16256112876341625611288849

一方、日本には元々織機津女(たなばたつめ)という風習がありました。
こちらは神様への捧げものとして着物を織り、豊作を祈る、厄を取り除くといった願いが込められていたそうです。

七夕 の文化が入ってくると、この棚機津女の風習と合わさり、「たなばた」の名前が残ったと言われています。

 

日本では 七夕 に際して手芸の上達だけでなく、技芸全般の上達の願いがこめられました。
サトイモの葉に夜露を貯め、それを「天の川の雫」と見立てて墨をすると文字が上達する。
さらに、その墨で梶の葉に和歌を書いて願い事を捧げるなど、日本で独自に生まれたものもあります。

1625611289921 1625611286193

七夕 の定番である、竹に願い事を書いた短冊を吊るすというものも、実は日本独特の風習なのだとか。

また、地方でも 七夕 に関する様々な風習が伝来しており、笹や人形代を流す、そうめんを食べる、お菓子を貰い歩くなどなど多種多様です。
有名な東北のねぷた祭りも、本来は 七夕 に関係する祭りだったと言われています。

多くの祈りが込められた 七夕 の行事、皆様も梶の葉、笹の葉、短冊などに願いを書いてみませんか。

 

 

お雛様のオーダー製作を承っております。
オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

カテゴリー: ひな人形

夏越の祓

 

IMG_1840

7月に入り、連日の雨模様で梅雨後半が訪れたような気がします。
先日の6月30日は「 夏越の祓 」(なごしのはらえ)といい、半年間の穢れを落とし、残りの半年間を健康に過ごす祈りが込められた日でした。

夏越の祓 は奈良時代から続くもので、昔は朝廷が執り行った重要な儀式の一つでした。
一時期は 夏越の祓 の風習は途絶えていたそうですが、明治期に再興して以降は民間でも広く行われるようになったそうです。

この時期には各地の神社で「茅の輪くぐり」が行われる光景もよく目にします。
先週ひなやメンバーもお店の近く 草津  にある「立木神社」に行ってまいりました。

茅の輪

「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」
と唱えながらくぐると健康になれると信じられています。

 

夏越の祓 に関する風習としては人形代を用いるものもあります。
人をかたどった紙を用意し、息を吹きかけたり、調子の悪いところを撫でたりして自身の穢れを形代に移すという儀式です。
お雛様の元々の形も、このような形代だったと言われており、3月3日の上巳の節句でも、同じように形代を流していたそうです。

IMG00813_HDR(1)

もちろん、現代においてお雛様を流すわけにはいきませんが、
お雛様は持ち主を穢れを祓い清め、お守りする神の意味がございます。

色々と不安の多い昨今ですから、少しでも心の不安に寄り添うために、お雛様に頼ってみるのもいいかもしれませんね。

 

お雛様のオーダー製作を承っております。
オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

カテゴリー: ひな人形

紫陽花 の綺麗な季節になりました♪

6月も末になりましたが、梅雨明けの話はまだ出てきませんね。
西日本は例年よりも相当早くに梅雨入りし、まとまった晴れの日が何回もあったりと不思議な天気です。

いつもとは少し違う梅雨模様ですが、この時期の風物詩、 紫陽花 はいつもと変わらず綺麗ですね♪

line_579445194773019 line_579466759495406 line_579427175743911

紫陽花 の花の色は、土の中の成分の違いで様々に変わることは有名です。
定番の青紫や藍、赤に加えて、淡いパステル調のものまで、梅雨心の私たちを和ませてくれます。
そして雛人形の十二単の衣装を作るのに自然の色合いが元となっていますので、とても参考もなります。

 

東之華のお雛様も 紫陽花 に勝るとも劣らないくらいに色彩豊かな衣装を身に纏っています。

16249267286781624926728655

 

季節に応じたお色の衣装のお雛様に、
是非、会いに来てください♪

他にも様々な布地からお雛様をお作りすることもできます。お気軽にご来店、ご相談くださいませ。

 

 

オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。

ひなや と 東之華 の営業カレンダー

Previous Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading
2025年6月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
Loading
2025年7月Next Month
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
Loading

営業日

休業日

午前中 とうか 不在

午後から 東之華 不在

終日 とうか 不在

カテゴリー: ひな人形

カレンダー

2025年5月
« 3月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ