新元号発表!

2019年4月1日11時41分、248番目の元号「令和(れいわ)」が発表されました!

いつもお世話になっている所功先生がテレビで引っ張りだこでしたね♪

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出典は日本最古の歌集である「万葉集」に載せられた漢文からで、初めて和書から引用されたようです。

「初春の令月にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ・・・」という文章だそうです。

「令」にはよい、りっぱな、という意味が含まれています。

まさにこの季節、花間に見える美しい月と、柔らかな暖かい風、そのような風景を愛でる文化が脈々と受け継がれていたのですね。

 

令和という元号に込められた意味は、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」ということのようです。

元号も645年の「大化」から1300年余り、248回も改められ、日本のひとつの文化として定着しています。

しかし、「令」は今回が初めて使われた漢字、一方の「和」は20回近く使われているそうです。

伝統的な文化でも、少しずつ時代に合わせて在り方を変えていく、新しい方向へ育てていくという現れにも感じます。

 

このような「令和」に込められた意味を踏まえ、私たちも節句人形という伝統的な文化を受け継ぎ、時代に合わせて育てていけるように励んでまいります。

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張り子の虎

風が強い日が続いていていますね。

先日お伝えしたひなや店頭の鯉のぼりも、まさしく水を得た魚のように元気よく空を泳いでいます!

トラフリー

端午の節句を飾る生き物は鯉を始めたくさんいます。虎はその中でも代表格ではないでしょうか。

力強い眼光、千里を駆けるという強靭な肉体などを持ち、古来から尊敬されてきた存在です。

その偉大さから、百獣の王として龍と並び称されてきました。

そのため、虎には勇敢さの象徴、病気や祟りからの守護、王者の権威など様々な意味合いが加わりました。

 

そんな虎をモチーフにしたものが張り子の虎です!

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張り子の虎を五月の節句に飾る風習は、関西を中心に盛んなようです。

良い意味合いを複数持つ虎をかたどった五月人形を飾ることで、お子様がそのように健やかに成長することを願ったのだと思われます。

 

人形巧房ひなやでは、様々な大きさの張り子の虎をご用意しております!

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兜や鎧、大将人形などと一緒に飾られるのもいかがでしょうか?ぜひ、実際にご覧くださいませ!

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五月の節句 鯉のぼり

本日の草津は青空が広がり暖かくいいお天気です♪

この時期の空を飾るものと言えば、五月の風物詩である鯉のぼりですね!

青空をバックに泳ぐ姿はとても爽やかで見ていて気持ちいいものです。

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鯉が竜門という激しい滝を乗り越え龍となったという中国の古い物語があります。これが登竜門という言葉の元です。

その物語にちなんで、子どもが様々な試練を乗り越え立派な人に成長してほしいという願いが込められたものが、鯉のぼりだと言われています。

また、鯉のぼりは家族を表しており家族の強いつながりを願うものとも言われています。

鯉のぼりは家族を象徴していますので、ご家族に合わせて鯉の数を飾ります。

追加で緑やオレンジ、ピンク、紫など様々な色の鯉をご用意しております。

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今では各地でたくさんの鯉のぼりを泳がせるイベントも増えてきて、見ていてとても楽しいですよ♪

実は、ひなやでも毎日鯉のぼりが泳いでいます!

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この鯉のぼりはベランダでもお庭でも場所を選ばずに飾ることができるので、毎年好評を博しています。

ぜひぜひ、五月の風物詩、鯉のぼりも見に来て下さいね。

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鐘馗(しょうき)様

昨日は関東の各所で桜の開花が発表されましたね!こちらの方でも今か今かと心待ちにされている方は多いことと思います。

雛祭りから五月の節句にかけては冬から春に変わり、夏へと向かう成長の時期でもあります。

お子様の無事の成長を願う雛祭りや五月の節句にぴったりの季節ですね♪

 

鐘馗(しょうき)様の五月人形も、お子様の厄除けや立派な成長を祈って飾られるものです。

元々は唐の時代の中国で生まれたものです。皇帝が体調を崩して寝ていると、夢の中で鬼よりも恐ろしい顔立ちの男が病をもたらした鬼を退治していました。

名前を聞くと「鐘馗」と名乗り消えてしまいました。

夢から覚めた皇帝は、鐘馗様の恩に報いるために絵を描かせ、神様として崇めたと言いわれています。

 

その風習が日本に伝わったのは平安時代とも言われており、古くから鐘馗様による厄除けを願って五月人形として飾られていたそうです。

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また、鐘馗様は中国の難しい試験の守り神としても崇められていたため、学業成就のご利益もあると言われています。

歴史ある鐘馗様の五月人形を、兜鎧や鯉のぼりと一緒にいかがでしょうか♪

 

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他にも多くの五月人形や鎧、兜などをご用意しています。

どうぞ一足お立ち寄りください。

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近江八幡の左義長祭り 後編

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前回に引き続き、今回も近江八幡の左義長祭りの様子をお伝えしようと思います。

近江八幡の左義長祭りの目玉といえば、左義長同士がぶつかる「組合せ」です!

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踊子全員で息を合わせ押し引きし、相手の左義長を倒し、その上に自分たちの左義長を乗せることを目指します。

見事に自分たちの左義長が上に乗ると、喜びの興奮とともに「チョウヤレ、チョウレヤレ」の掛け声が沸き起こります。

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こうして勇壮な奉納を行った左義長は、最後に中心の松明と呼ばれる部分に火を灯します。

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左義長祭りの威勢のいい掛け声と、松明の炎が、湖国の春の風物詩と言われています。

 

これほどに勇壮な祭りですので、危ない場面もよくあります。

しかし、踊子の人たちに話を聞くとみなさん明るい笑顔で、年に一度の祭りなので、晴れ舞台なので、と全身全霊を込めて左義長を担いでいました。

年に一度の祭事や祝い事をみんなの力を合わせて盛り上げるという事が、日本の伝統的な姿なのだと感じました。

とても素晴らしい祭りを見ることができて、とても良い経験になりました!

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近江八幡の左義長祭り 前編

滋賀県に春を告げるお祭り、近江八幡の左義長祭の様子を見学し、その歴史や成り立ちについて勉強してきました。

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左義長の大きさや作りの細かさ、踊子の人々の熱い想いなど、とてもためになりました!

 

近江八幡の左義長祭りは元々、安土城下で行われていたもので、織田信長も参加したことがあると言われているほど歴史のある祭です。

安土の人々が近江八幡に移り住むことで、江戸時代以降に近江八幡で祭が行われるようになったと言われています。

 

近江八幡の左義長の特徴といえば、その年の干支にちなんだ飾りものです。

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これが全て食べ物で作られているというから驚きですね!しかも、住民の方々が年明けから協力して作っています。

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次回は、左義長祭りの目玉でもある組合せの様子などをお伝えしたいと思います。

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鎧もたくさん用意しました!

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人形巧房ひなやに入ってすぐ、存在感抜群の鎧飾りたちです!かっこいいですね~!

 

鎧も時代に合わせて形が変わってきていますが、中でも最も伝統的な様式で、日本一豪華と称される鎧が、春日大社に奉納されている国宝「赤糸威鎧(竹雀虎金物)」です。

ひなやではその国宝の鎧を模した奉納鎧もご用意しています!

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竹林の中に遊ぶ虎や雀の金物細工が、とても華やかな雰囲気を表しています。

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ほかにも様々な鎧はもちろん、兜や大将人形などもご用意しております。

皆様のご来店をお待ちしております!

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天神飾り

先日、京都に伺ったところ、きれいな梅が咲いていました!

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春が一歩ずつ近づいていることを感じる瞬間は、とても心が晴れやかになりますね。

 

梅にまつわる歴史上の偉人といえば、菅原道真公が多くの人の頭に浮かぶのではないでしょうか。

道真公は梅をこよなく愛したことで有名で、家紋を梅にしたり、愛する梅に別れの詩を贈ったことでも知られています。

この梅が道真公を追って、一夜のうちに九州の太宰府にまで飛んで行った飛梅伝説も有名ですね。

 

その道真公は天神様の名前でも親しまれており、学問や武芸など様々な神様として尊敬されています。

そんな道真公のように成長してほしいと願って飾られるのが天神飾りです。

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おひげがとても凛々しいですね!

 

他にも様々な五月人形や兜、鎧などもご用意しています。どうぞ、一度ご覧くださいませ!

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兜をたくさん用意しました!

3月3日の雛祭りも過ぎ、少し落ち着いた頃かと思います。

お雛様は旧暦3月3日、今年は4月7日までお飾りいただけますので、

どうぞ、長くお楽しみくださいませ。

 

さて、ひなやでは端午の節句に向けて兜や鎧・大将人形などをお出ししております。

本日は、武将兜のご紹介をいたします。

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兜は身を守る重要な防具であるとともに、威厳を示すための装飾品としても進化してきました。

特に、有名な武将の兜は、その武将のシンボルとして多くの人々に親しまれています。

ひなやではそれらをモチーフにして、東北の雄、伊達正宗の三日月形の兜や、

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戦国一の兵と名高い、真田幸村の鹿角と六文銭の兜、

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他にも、上杉謙信や井伊直政など、様々な武将の兜をご用意しております!

 

少しずつ暖かい日和が増えてまいりました。

春の陽気を楽しみがてら、人形巧房ひなやまでどうぞ足をお運びくださいませ。

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十二単の着装 新聞記事

先日の3月3日、雛祭りのイベントとして行われた十二単の着装実演の記事が、読売新聞(3月4日付)に掲載されました!

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