少し春めいた日々が続いたかと思えば急に寒さが戻ったりと、まさに三寒四温といった感のある今日この頃、
暦は立春の末候「魚上氷」(うおこおりをいずる)になっています。
薄く張った氷「薄氷」(うすらい)が割れ、その隙間から魚たちが顔を出す、寒さが和らいだことが直感的に分かる表現ですね。
2月18日には立春から「 雨水 」(うすい)になります。
こちらも「魚上氷」と似たような表現で、雪や氷が解け、 雨水 となる時期という意味だそうです。
実際に、寒さのピークをこの時期に越え、春一番が吹いたり、ウグイスが鳴いたりと春の息吹を感じられるところもあるそうです。
さて、この 雨水 の時期にお雛様を飾るのがいいのですか、と聞かれるお客様が時々いらっしゃいます。
お答えとしては、必ずしも雨水 の時期でなくてもいいですよ、という形になります。
お雛様は縁起物ですから、様々な縁起を担いで、良いと思われる日を私どももお薦めしております。
その一つが年の始まりであり親類の方々にもお披露目できる正月であり、二十四節季における年の始まり・春の始まりである立春であり、六曜の大安だったりします。
その辺りのことは度々、ブログでも書かせていただいております。
話は戻りまして、 雨水 とお雛様の話です。
少し調べると、ここ十年ほど前から、 雨水 の時期にお雛様を飾るのがいい!と書かれたサイトが度々見受けられる、結構新しい考え方のようです。
謂れとしては、 雨水 という水と関わりのある時期という点が重要なようです。
日本の神様は八百万というくらい様々な神様がいらっしゃいますが、もちろん水と関わりのある神様もいらっしゃいます。
その水の神様が女性の神、つまり女神様であることや、その女神さまに縁結びの御利益があることから、女の子の幸せな将来を願うお雛様を飾る時期としては良い日なのではないか、ということのようです。
どの日が一番良いというのは中々難しい話になりますが、皆様がお雛様を楽しみ、長く大事に扱っていただけるような日取りを選ばれることが一番かと思われます。
また、このような特定の日を念頭にお雛様をご用意いただければ、髪の毛の乱れや小道具の紛失といった雛人形の困り事が事前に分かるかもしれません。
その際には、私どもひなやにご連絡いただければ出来る限りの対応をさせていただきます。
雛祭り当日には、一番きれいな状態のお雛様を楽しんでいただければと思っております。
雛人形のことならなんでも、お気軽にご相談くださいませ。
ご来店でも、お電話でもお待ちしております。
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東之華の雛人形が遠方のお客様にもお求めやすくなりました。
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また、大きさやお値段なども掲載してありますので、お雛様について考える際の材料にして頂ければと思います。
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