宮廷生活では「香り」が日本独自の文化として発展していました。
おしゃれ には欠かせないものでした。
現在の日本でも、香りは おしゃれ の必須アイテムですね。
香炉 kouro
昔は、華道や茶道と並んで「香道」も女性のたしなみの一つとされていました。
「大奥」でも香炉が登場!
化粧や服装は階級によって決められていたので、香りは おしゃれ だけではなく、個性を表現する手立てのひとつでした。
「貝合わせ」は有名ですが「薫物合(たきものあわせ)」も楽しまれていました。
「薫物合」という場合、薫物の調合そのものと薫物の優劣を競うことの双方を意味します。
薫物の調合については、有名な「光源氏」にも登場してきます。
毎日のようにお風呂に貼る現代人とは異なり、昔はめったに入浴することがありませんでした。
消臭目的でも、薫物は利用されていました。
衣類には、香炉や伏籠(ふせご)を用いて衣服や部屋に香を焚き染めていました。
幾重にも重なる十二単に丹念に香り付けを行われていたといいます。
平安時代から江戸時代にかけて詠まれて物語や歌などでも、香りの関するものが多く登場しています。
香りも重要視されていたので、雛飾りでも嫁入り道具のひとつです。
お雛飾りにもこのように飾られているので、探してみてくださいね♪
ただいま無休営業中!
OPEN10:00〜17:00(最終入店)