先日は、破魔弓・破魔矢のことについて書きました。
今回は女の子の初正月に贈る 羽子板 について書いていきます。
室町時代の文献には 羽子板 の名称と共に、正月に用いるものという記述があります。
また、当時の将軍家から宮中へ送ったという記録もあるそうで、当時、既に遊戯、贈答どちらにも用いられる格のあるものだったと思われます。
羽子板 は平安時代に始まる毬杖(ぎっちょう)がルーツのそうですが、この時代には 羽子板 、それを用いる羽根つき遊びに分かれていたようです。
元々は厄除けとしての意味合いが強い行事だったそうで、 羽子板 と羽根の別名「胡鬼板」(こぎいた)「胡鬼子」(こぎこ)という名にもそれが表れています。
「胡鬼」とはトンボを表す中国語が由来だそうで、トンボは病気を媒介する蚊を食べてくれる益虫として知られていました。
江戸時代になると、現代の 羽子板 にも使われている「押絵」という技法が考案されます。
これによって華やかで立体的な、見て楽しむ「羽子板飾り」がより一般的になったそうです。
現代ではガラスケースに入ったものが一般的ですが、飾り台と組み合わせるスタイルや、
前回、破魔弓の時に紹介したような額装スタイルのものも様々あります。
お雛様とはまた違った美しさを誇る羽子板飾り、是非、一度ご覧くださいませ。
☆ 修理承り中!
久しぶりに出したら房や紐の乱れが……ガラスケースにヒビが……カビのようなものが……
という点に気づかれる方もこの時期に多くいらっしゃいます。
お正月に間に合わせたい方は、年内にお持ちください。
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