前回に引き続き、今回も近江八幡の左義長祭りの様子をお伝えしようと思います。
近江八幡の左義長祭りの目玉といえば、左義長同士がぶつかる「組合せ」です!
踊子全員で息を合わせ押し引きし、相手の左義長を倒し、その上に自分たちの左義長を乗せることを目指します。
見事に自分たちの左義長が上に乗ると、喜びの興奮とともに「チョウヤレ、チョウレヤレ」の掛け声が沸き起こります。
こうして勇壮な奉納を行った左義長は、最後に中心の松明と呼ばれる部分に火を灯します。
左義長祭りの威勢のいい掛け声と、松明の炎が、湖国の春の風物詩と言われています。
これほどに勇壮な祭りですので、危ない場面もよくあります。
しかし、踊子の人たちに話を聞くとみなさん明るい笑顔で、年に一度の祭りなので、晴れ舞台なので、と全身全霊を込めて左義長を担いでいました。
年に一度の祭事や祝い事をみんなの力を合わせて盛り上げるという事が、日本の伝統的な姿なのだと感じました。
とても素晴らしい祭りを見ることができて、とても良い経験になりました!