節分 –季節の変わり目–

立春が近づき、冷え込みは相変わらずですが、日が少しずつ長くなり、日差しにも暖かさが戻ってきたように感じます。

立春の前日は 節分 です。二十四節季「大寒」、末候「鶏始乳」(にわとりはじめてとやにつく)の最終日でもあります。
先日も書いたように、季節の始まりである四立の前日にそれぞれある 節分 の中でも最も重要なものとされてきました。

節分 と言えば豆まきです。
「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆をまいた経験は、多くの人があると思いますが、これは宮中で行われていた「鬼遣」「追儺」が元になっていると言われています。
ここでいう鬼とは病や災いをもたらす存在とされ、方相氏(大儺)という祭人がそれを祓う清めの儀式だったと考えられています。
鬼遣は当初、大晦日の年越行事でした。それが、二十四節季における年越であり、冬と春の境で体調に異変が出ることの多い立春前日の 節分 にも鬼遣を行うようになったとされています。

この鬼遣の時、方相氏たちは破邪の力を持つ桃の枝の弓を持っていたとされ、それが、室町時代には、現代と同じ豆へと姿を変えていきます。
豆は「魔滅」、つまり魔=鬼を滅するという響きがあるとともに、と同じように神の力が宿るという「穀霊信仰」に基づくとされています。

節分 と言えば、柊の枝に鰯を刺した「柊鰯」も目にすることがあります。
豆もそうですが、「鰯の頭も信心から」というように、言葉遊びであっても皆が信じることで数百年の歴史を持つというのは歴史や伝統のすごいところでもあります。

お雛様の役割の一つが、お嬢様を厄から護ることにあります。
節分 で清めた空間に、お雛様を飾って幸福を祈ることは行事の流れからも丁度好いかもしれませんね。
年始の良い日からお雛様を飾る方も多いですが、この時期でもまだまだ日には余裕があります。
まだ飾られていない方はこの機会に飾ってみてはいかがでしょうか。

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お雛様を飾られた際に、汚れや紛失に気付かれる方は多くいらっしゃいます。
また、飾る場所が変わった、成長に合わせて、と小道具や名前旗などを足したいと希望される方もいらっしゃいます。
そのような際には、お気軽に当店へご相談くださいませ。

 

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人形巧房ひなやでは、東之華が年中いちから雛人形を製作しております。
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〈 シーズン中の営業時間について 〉

1月3日~5月5日まで無休で営業致します。

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☎077-563-8900

カテゴリー: ひな人形

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