先日、羽子板について書いた際に、羽子板と羽根突き遊びには厄除けの意味合いが込められていると書きました。
羽根突き遊びの起源である毬杖(ぎっちょう)も、後に遊びから祭事へと役割が変わり、現代にも伝わる左義長、どんど焼きにつながっています。
羽根を益虫のとんぼに見立てて「胡鬼子」、板を「胡鬼板」と呼ぶことは既に前回お伝えしました。
しかし、歴史のあるものは多くの縁起を持つことがある、そのことはしばしばこちらでも書いているとおりです。
代表的なものは羽根の先端の黒い玉、 無患子 (ムクロジ)です。
無患子 は石鹸や生薬の材料として利用されており、 無患子 が植えられている家は子供が病気にかからないと言われたことから、 無患子 という字が当てられたと言われています。
その無患子を子供が遊ぶ羽子板に使うことで、子供の無病息災を祈ったとされています。
また、羽根突き遊びに付き物の墨での落書き、あの行為にも本来は魔除けの意味合いがあったと言われています。
他にも、羽根突きという名前は魔を「はね」除ける、羽子板は末広がりの形に作っているなどなど、多くの祈りが込められています。
さて、羽子板飾りはいつまで飾るのかということをしばしばお客様から聞かれます。
一般に、正月の終わりは1月15日の小正月とされています。
小正月には上記の左義長が行われ、正月飾りを仕舞いますので、それに合わせて羽子板も仕舞うようにされるといいと思います。
仕舞う際にはキレイにほこりを払い、傷や汚れがないか確認してから仕舞うようにしましょう。
また、羽子板や破魔弓はお子様のお守りですので、各節句の時期に飾られても結構です。
お雛様と一緒に飾る方もいらっしゃいますので、ご家族のお好みの形で楽しまれるのが一番かと思います。
ひなやにはお雛様も羽子板、破魔弓も様々ご用意しております。
お探しの際にはぜひ一度、当店へ足をお運びくださいませ。
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久しぶりに出したら房や紐の乱れが……ガラスケースにヒビが……カビのようなものが……
という点に気づかれる方もこの時期に多くいらっしゃいます。
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