先日4月20日は二十四節季で「穀雨(こくう)」の始まりでした。穀雨は春の季節の最後にあたります。
穀雨には降る雨が多くの植物(百穀)を潤す季節という意味が込められているそうです。
その二十四節季をさらに細かく分けて動植物の変化を伝える七十二候では、この辺りを「 霜止出苗(霜止んで苗出ず)」と言います。
まさに恵みの雨を受け、若々しい命が芽吹き、新緑あふれる立夏を迎える準備を整えていきます。
その立夏の近くに行われるのが5月5日の端午の節句です。別名を菖蒲(しょうぶ)の節句とも言います。
雛祭りが桃の節句というように、端午の節句も本来はこの季節に咲く菖蒲の花を象徴としていたと言われています。
菖蒲は葉が剣のような形をし、香りがとても爽やかなため、古くから魔を祓う力があると信じられていました。
そのため、菖蒲を飾ったり、湯船に付けて菖蒲湯としたりする風習が元々ありました。
さらに、「しょうぶ」という音が、「勝負」や「尚武(武事による徳を尊ぶこと)」につながることから、
男の子の健やかでたくましい成長を祈って、菖蒲の花を五月人形と一緒に飾るようになったと言われています。
鮮やかな紫の花と緑の葉は見た目にも爽やかなアクセントを付けてくれます。
由緒ある菖蒲の花も一緒に飾られてはいかがでしょうか?
他にも様々な兜、鎧、大将人形などをご用意しております。
五月五日、端午の節句の当日まで無休ですので、お気軽にお立ち寄りください。