雛飾りでは小物選びも重要です。
小物によってがらっと雰囲気が変わります。小物一つ一つにも意味があり、嫁ぎ先にも一緒に連れていくお雛様。
お子さんの 成長 と長い目で未来を見据えて、皆さま真剣にお選びくださっています。
今回ご紹介するのは、安産や健やかな 成長 を願って飾る『犬筥(いぬばこ)』です。
雛飾りのなかでも伝統ある犬筥ですが、最近では珍しい小物飾りとなっています。
人形巧房ひなやにて、初めてご覧になられたというお客様も多くいらっしゃいます。
体は犬ですが、顔は人間の子どもの顔を表しています。
雌雄一対で、左向きが雄、右向きが雌です。
昔はこれを産まれてくる子の 成長 を願って、花嫁道具として持参しました。
犬は多産であり、またお産が軽く、産後の肥立ちも良いといわれています。
そのため、生まれてくる子供の安産と 成長 を願って、お守りとして用いられるように。
産後は、子供の守り神として枕元に置かれたそうです。
読んで字の如く、犬“筥”は体が上下に分かれる“箱”になっています。
犬筥はお雛様用のミニチュアですが、公家で使用されている実物は30~40㎝ほどの大きさです。
左右においたり、この写真の様に掛け御守りとも飾ることができます。
この他にも、人形巧房ひなやでは他では見ることができない小物がたくさんあります。
小物選びももちろん、お子さんと一つ一つ意味を確認しながら並べることを楽しみになさるお母さまも多いです♪
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