5月末の26日から30日までは七十二候の「 紅花栄 」、二十四節季「小満」の次次候でした。
紅花栄 の「紅花」とは、古来、赤色の染料に用いたキク科の植物のことを指します。
その紅花が咲き誇る時期が 紅花栄 、五月末の頃だったとされています。
紅花の名を冠した紅色は「あざやかな赤」と定義されています。
赤は昔から魔除けの力を持つ色とみられていました。
鳥居の赤や、赤ちゃんの産着、還暦祝いのちゃんちゃんこなどにも赤色が見られますね。
多くの実りをもたらす太陽、闇夜を照らす炎、生命の象徴である血……。
昔の人が赤色を特別な色だと見るのも当然のように思われます。
日本では他にも高貴な色としての役割もあり、貴族だけに許された禁色の一つだったとされています。
ちなみに、日本国旗の日の丸、その中心の赤い丸は紅色の指定があります。ある意味で、日本を象徴する色なのかもしれませんね。
魔除けの祈りも込められているお雛様にも、あざやかな赤色は広く使われています。
ひなやで使用している毛氈も、もちろん赤色です。
他にも様々な赤、紅の衣装のお雛様をご用意しております。
ご希望に合わせて一から手作りさせていただくこともできます。
お気軽にご来店、ご相談くださいませ。
オーダー製作及び修理依頼については東之華が対応いたしますので、当店のスケジュールを確認の上、ご連絡いただきますようお願いいたします。