2025.12.09

羽子板 ─ お正月飾り

羽子板は女の子の健やかな成長を願う象徴として、長く受け継がれてきました。
もともとは羽根を打つことで厄を払い落とすという意味を持ち、病気や災いから身を守るためのお守りの役割を担っていたと言われています。

羽根の先に使われる黒い実は「ムクロジ」という木の種で、「無患子(むくろじ)」と書きます。
この漢字には「子が患わない」という願いが込められており、昔の人々の深い祈りが形となって今に伝わっています。

華やかで立体的な押絵が特徴的で、絹やちりめんを重ねて表情豊かに仕上げられた押絵羽子板は、見た目の華やかさだけでなく子を想う親の願いと作り手の想いが込められています。
飾るだけで華やかな存在感があり、空間に明るさと品を添えてくれる伝統飾りです。

そして、女の子の初めてのお正月には、羽子板を贈るという習慣があります。
これは単なる贈答ではなく、
「優しく、健やかに育ちますように」
「これからの一年が幸せでありますように」
という、贈り手の祈りそのものです。


羽子板を通じて日本の美しい文化に触れてみてはいかがでしょうか。


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