先日お伝えした虎と同格に語られることが多い生き物が 龍 です。
龍 は神話上の生き物ですが、中国では数千年、日本でも2000年近くの歴史を持つ、ある意味馴染み深い生き物だったりします。
そのため、 龍 は本当に様々なところで顔を出します。
今回紹介する節句の意匠としてはもちろん、歴史、文化、宗教……もしかしたら、 龍 もしくはドラゴンに触れない日は無いのではないかというくらいです。
そんな 龍 についてさっくりと紹介していきます。
龍 の起源は蛇やワニなど諸説あるそうですが、 龍 という文字は既に甲骨文字の時代には存在していたそうです。
天候や水を操る力を持つ縁起のいい象徴とされてきた 龍 は、人に対しては高貴さや幸運を表すとされ重宝されてきました。
そのため、中国においては皇族や貴族が多く 龍 の意匠を用い、特に、金色の五本爪の 龍 は皇帝だけが使えるものとして厳しく禁じられてきたと言われています。
日本では弥生時代の頃から中国を通して 龍 の存在、意匠が知られていたことが、出土品から判明しています。
日本では特に水を司る神様として大事にされており、戦国武将の中には自分の印判に 龍 を用いた人もいたそうです。
そんな 龍 ですので、五月の節句の中にも様々なところで目にすることができます。
こちらは兜の正面を飾る龍頭です。龍が手に持っているのは如意宝珠といい、願いをかなえてくれる宝物と言われています。
伝統的な竜虎図や、 龍 の力強さにあふれる屏風もかっこいいですね!四本爪の 龍 は、元々は貴族のみに許されていた図柄だそうです。
こちらは、兜の鍬形や受け口、眉庇まで 龍 、さらには屏風も龍と、まさに龍尽くしのお目出度い着用兜のセットです。
他にも様々なデザインの 龍 が描かれています。
ぜひ実際に近くでご覧くださいませ。皆様のお越しをお待ちしております。
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